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『gF(IQg)』とは、イギリスの心理学者であるチャールズ・エドワード・スピアマン(Charles Edward Spearman:1863年〜1945年)の『知的活動に共通に働く一般因子(g因子)が存在する』という考えに基づいた、統括的知能のことです。
IQgは、言語的能力や空間的能力を含め、あらゆる知的作業に共通する一般的な知能であり、最高次かつ最重要な知能といえます。
『General intelligence factor』:Wikipedia(英語)
『IQg』は「学力達成度」、「職務遂行能力」、「仕事のキャリア」等との正の相関が高く、逆に「学校における落第」や 「貧困」と負の相関があることが米国などでの研究で報告されています。
下右図の2つは、実際のgF(IQg)のテストで、各4つ構成されるグループから異なる一つを選択する問題です。 下左図は各テスト(A:Spacial、B:Verbal)における、脳の活性部位を示しています。
gF(IQg)のテストを行っているとき、このように脳の前の方(前頭連合野、主に46野)
の活動が上昇します。この脳領域は、ワーキングメモリという認知機能を担う部分です。ワーキングメモリとは、
必要な情報を「一時的に保持」し「操作する」機能で、計算・判断・推論・思考など様々な高次認知活動の基礎となるものです。
よって、gF(IQg)を伸ばす主軸はワーキングメモリを鍛えることと考えられます。
つまりといえます
ワーキングメモリ(Working Memory)は、次のような働きを持っています。
ワーキングメモリを鍛える大切さについては、久保田競教授の「バカはなおせる」もご一読ください。タイトルはちょっと大げさですが、中身は満足いただけると思います。
「ある目的地まで行く」という日常の行動で考えると・・・
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